恐るべし金利マジックｗ

倹約・節約を金利に換算するとびっくり！

銀行になけなしの100万円を貸しても利息は雀の涙にもならないとほほな世の中です。かなり長期の定期預金でも年利2%を超えるものはほとんどありません。こんなご時世ですが、例えばちょっとした買い物で300円を何かしらの方法で節約してみた場合のその300円、どのくらいの利率に相当するのでしょうか？　ここでは10,000円の元手で300円を節約できた場合、例えば10,000円ほどの買い物をするつもりで、300円を節約できた場合で考えてみます。実例は恐るべし金利マジックｗ計算例をご覧ください。

10,000円が1年後に10,300円になって戻ってくると

年利率3.00%です。

9,700円が1年後に10,000円になって戻ってくると

年利率3.09%です。

9,700円が半年後に10,000円になって戻ってくると

半年の利率3.09%、単利計算で年利率6.18%、複利計算なら年利回り6.28%です。

9,700円が1か月後に10,000円になって戻ってくると

1か月の利率3.09%、単利計算で年利率37.08%、複利計算なら年利回り44.12%です。

9,700円が半月後に10,000円になって戻ってくると

半月の利率3.09%、単利計算で年利率74.16%、複利計算なら年利回り107.72%です。

9,700円が1週間後に10,000円になって戻ってくると

1週の利率3.09%、単利計算で年利率160.68%、複利計算なら年利回り387.38%です。

わずか300円でも計算上はこのようになります。利息を計算するために「1年後」とか「1か月後」とか「1週間後」という単語が入っていますが、これは「9,700円で10,000円の買い物ができた」→「9,700円が一瞬で10,000円に化けた」利息を計算すると大変なことになってしまうためです。それはさておき、こんなに倹約・節約が高利回りなら節約してみよう、そう思われませんでしたか？

倹約・節約金利早見表

ご参考までに3%から50%の節約によって浮いた額が複利計算で利回り何%に相当するかの早見表を作ってみました。例えば「9,700円で10,000円分の商品券を買って、それを1か月後に使った」→「9,700円が1か月後に10,000円になった」(1か月で3.09%増えた)場合の 1か月の利率が3.09%、複利計算で年利回り44.08%に相当することを示します。複利計算なんてサギだ！とのご意見が来ると怖いので、単利計算の場合の年利率も併記しておきました。いずれにせよ、地道な節約は預貯金などの利息と桁違いということがおわかりいただけるかと思います。

期間→	1週間	1か月間 (4週間)	12か月(52週)間年利回り(複利計算)	年利率 (単利計算)
1か月間に 3%節約		3.09%	44.12%	37.11%
1週間に 3%節約	3.09%	12.96%	387.38%	160.82%
1か月間に 5%節約		5.26%	85.06%	63.15%
1週間に 5%節約	5.26%	22.77%	1,340.03%	273.68%
1か月間に 10%節約		11.11%	254.07%	133.33%
1週間に 10%節約	11.11%	52.42%	23,854.63%	577.78%
1か月間に 20%節約		25.00%	1355.19%	300.00%
1週間に 20%節約	25.00%	144.14%	10,947,25%	1,300.00%
1か月間に 50%節約		100.00%	409,500.00%	1,200%
1週間に 50%節約	100.00%	1,500.00%	450×10¹⁵%	5,200%

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