どのマイレージプログラムでマイルを貯めるか

まず、これを決めましょう。いや、空(フライトマイル)で貯めずに陸(クレジットカード利用で貯まるマイル)でだけで貯めるよ、という方はこの項目は流し読みでも結構です。

ANAのフライトマイルは「ANAマイレージクラブ」に入会しないと貯まらない、ということはありません。例えばUA(ユナイテッド航空)の「マイレージプラス」にANAのフライトマイルを貯めることもできます。航空会社の提携グループある「スターアライアンス」やら「ワンワールド」やら「スカイチーム」やら、航空会社の個別の提携関係は複雑で、このあたりの関係を書き始めるときりがありません。ここでは細かくは書かないでおきますが、フライトマイルを貯めることを目的の1つとするなら、各アライアンスから1つずつ選んでおくと大はずれをすることはないでしょう。

クレジットカード利用をメインにマイルを貯めるなら「ANAマイレージクラブ」のクレジットカード機能付きの会員カードである「ANAカード」がおすすめですが、「JALマイレージバンク」で貯めたフライトマイルに足りない分を補うという目的であれば、「JALカード」も検討に値するでしょう。

スターアライアンス系

日本の航空会社ではANAが加盟。ほか、ルフトハンザ航空(ドイツ)、タイ国際航空、シンガポール航空などが「スターアライアンス」加盟しています。

「ANAマイレージクラブ」

ANAのフライトマイルが貯めやすい。有効期限が短い(36か月間)。フライトマイルだけで特典に届きそうもない場合は、クレジットカード機能付きの会員カード(ANAカード)でショッピングマイルを。

ユナイテッド航空「マイレージプラス」

ANAのマイルも貯まる。国際線の格安航空券なら「ANAマイレージクラブ」よりマイルが貯まりやすい。有効期限も厳しくない(18か月間マイル数の増減がなければ失効)。格安航空券での利用がメイン、クレジットカードを増やしたくないがANAのマイルを無駄なく貯めたいという方にはおすすめ。

ワンワールド系

日本の航空会社ではANAが加盟。詳細な比較はここでは省略しますが、「JALよりもANAが貯めやすい」、「アメリカン航空よりユナイテッド航空が貯めやすい」要素が多いため、飛行機に乗る機会がないうちから入会するほどではないと思います。ワンワールド系航空会社でマイルを貯める機会ができてから入会してもよいと思います。

JALマイレージバンク

JALのマイルが貯めやすい。有効期限が短い(36か月間)。フライトマイルだけで特典に届きそうもない場合は、クレジットカード機能付きの会員カード(JALカード)でショッピングマイルを。細かい比較をするとANAよりも貯まりにくいが、特典航空券はANAよりもとりやすいようだ(ANAがケチすぎる)。 JALに乗る機会や貯まるフライトマイルが少なければ、アメリカン航空「AAdvantage」にフライトマイルを貯めつつ、他のクレジットカードで他社のマイルを貯めた方がよいかも。

アメリカン航空「AAdvantage」

JALのマイルも貯まる(対象外運賃あり)。格安航空券なら一般に「JALマイレージクラブ」よりマイルが貯まりやすい。有効期限も厳しくない(36か月間マイル数の増減がなければ失効)ので格安券がメイン、あるいはクレジットカードを持ちたくないという方にはおすすめ。

スカイチーム系

日系の航空会社は加盟していませんが、デルタ航空(旧ノースウエスト航空)やエールフランス、大韓航空などが加盟しています。

デルタ航空「スカイマイル」

ダントツのおすすめ。とりあえず入っておくべき。有効期限も厳しくない(18か月間マイル数の増減がなければ失効)。さらに、ANAでもJALでもAIR DOでもスカイマークでもどこでも、日本国内線の半券をFAXすると1区間500マイルもらえる、なんと特典航空券でも対象の太っ腹企画キャンペーンを2010年度も実施中(マイルになる区間数に上限あり)。

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