「青春18きっぷ」旅行計画編

どの時刻表が便利でしょうか？

時刻表の王者(？)B5版のJRとJTBから出ている大きな時刻表は「その筋の方には」読み物としても便利ですので 「その筋の方には」おすすめです。JRは2色刷なところが、JTBははみだしの「ぐっタイム」(縮小傾向？)がそれぞれのポイント高いところです。ただし相当な重量と大きさですので、『倹約科学総合研究所』主任研究員は「ノートパソコンを背負っていった沖縄旅行と時刻表を背負っていった九州旅行でなんで九州のほうが荷物が重いんだー」とぼやいていました。その筋のでない方はもう少し小さいもののほうがよいでしょう。 ただし、小さいものほど小さな駅が省かれたりJR以外の交通機関が省かれていますので、自分の行き先・利用する交通機関について詳細なものを、それ以上の部分はお好みで選ばれるとよいと思います。番外編として必要なページだけコピーして持ち歩く、あるいは古い時刻表から必要なページを引きちぎって^^;持ち歩くという方法もあります。

なお、北海道内だけでお使いになる場合にはいわゆる「道内時刻表」などをおすすめします。北海道内と東北新幹線のみという感じではありますが、北海道内ならJR以外の交通機関については大きな時刻表よりも詳細に載っています。お値段も500円ほどとお得ですし、小型・軽量です。

時刻表はその月の号でないとだめですか？

大きなダイヤ改正がなければ基本的には古い号でも大きな問題はないと思います。ただし、臨時列車の運転日やそれに伴う時刻変更についての情報についてはやはり最新の情報を十分確認する必要があります。

どうやって計画を立てればよいのでしょうか？

目的地と到着するべき時刻が決まっている場合

そこから出発地へ戻るように計画を立てるとよいでしょう。 「青春18きっぷ」の場合は経路も自由ですから複数の経路が考えられる場合はもれなく確認をしておきましょう。間に極端に接続が悪い部分があると思われた場合は、遠回りと思われる経路を確認してみましょう。そちらのほうが早い場合もあります。青森→盛岡で東北本線回り(八戸経由)よりも奥羽本線・花輪線回り(大館経由)のほうが早かった、という経験が主任研究員にはあります。慣れてくると、「○○から○○へ行くには○○線回りって方法もあるよね」とさっと思い出せるようになります。

途中に「難所」がある場合

全国各地に「難所」と呼ばれる、接続する前後の区間と比べて普通列車の本数が少ない区間があります。有名なところでは東海道本線の大垣～米原、山陽本線の姫路～岡山があります。(北海道など札幌近郊以外はまるごと「難所」になってしまいますが。)　 難所の前後から計画を組むのも効率的な方法です。

夜行列車や夜行バス・フェリーで一夜を明かしたい場合

その前後から計画を組むのが効率的でしょう。なお、夜行列車の途中駅で下車する場合はちゃんと起きれるかどうか、終着駅で下車する場合でもちゃんとお目覚めしてすぐに乗り換えできるかどうかはご自分のライフスタイル(あるいは生活習慣)や経験にご相談ください。

5人で日帰り旅行をするのですが、乗る駅がみんなばらばら、どうしましょう？

「青春18きっぷ」をちぎって使うわけにはいきませんので、不便または不経済ですが、次のいずれかの方法を使いましょう。場合によっては2つの方法を組み合わせると効率的です。

どこかに一旦集合する方法

5人のうちその集合駅から一番遠い人が「青春18きっぷ」で、他の4人は普通に普通の乗車券などで、どこかの駅に集合します。そこから5人で「青春18きっぷ」を使います。 4人分の乗車券などの分が高くつきますが集合駅からの方向がばらばらの場合は時間を効率的に使える方法です。

だれかが生け贄(^^)になる方法

集合駅からの方向が同じ場合に有効です。5人のうちその集合駅から一番遠い人が青春18きっぷに乗って、他の人を順次拾って(^^)行きます。一旦改札口を出て、再度入場する、というとんでもなく非効率なことの繰り返しをすることで、別に乗車券を買うことなく安く上がります。

計画の組み方にポイントはありますか？

こればかりは個人の趣味の問題も入りますので、微妙なところですが、いくつか列挙してみます。

食料調達のことも考える

腹が減っては戦はできません。いわゆる「食事」の調達のことはもちろんですが、大雨やポイントに石がはさまったりやらで一夏で2度も1時間以上車内に閉じこめられたりする(主任研究員の経験)と、「おやつ」も忘れずに、と言いたいです。また、夕方には百貨店・スーパーでお弁当・お総菜の安売りが始まりますのでこれもプランに入れておいてもよいかもしれません。

計画にゆとりをもつ

大雨やポイントに石がはさまったりやらで一夏で2度も1時間以上車内に閉じこめられたりする(主任研究員の経験＝もういいって)ことはそうそうないとは思いますが、長旅になればそれだけ何かトラブルが起こる可能性も増えます。特に夜行列車を使う場合や「難所」を通過する場合は、乗り継ぎ時間や行程自体にある程度はゆとりを持つよう心がけたいところです。

座りたければ始発から乗る

始発からしかも余裕をもって並ぶと座れるはずです。座りたい方はその余裕も計画に含めるべきでしょう。いくら座りたいからといって、社会一般の常識を守らない人がいるのは困ったものです。最近ではいい年した親が子供を突入させています。

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