ブータン旅行の旅行代金の目安
だいたいの予算は?
一般的なバンコク経由の行程の場合で、ブータン国内の現地旅行会社に手配を依頼した場合、総額で1人あたり30〜40万円前後(オフシーズンなら25万円前後から)と思われます。 ハイシーズンで、3名以上のグループの8泊9日(往路バンコクで1泊・ブータン国内で6泊・復路機内で1泊)、全行程エコノミークラス利用の場合、 日本-バンコクの航空券5万円程度から、バンコク-パロのDrukair (DRUK AIR)(ドルルックエア)航空券8万円、ブータン国内の滞在料金15万円などの合計です。
添乗員付きのパッケージツアーの場合はいくらくらいが妥当?
基本的には上述の旅行代金と同じで、添乗員が付く分だけ高くなると考えるとよいでしょう。上述の旅行代金の10%〜20%増し程度が一般的ではないかと思われます、たぶん。 なお、中にはインド経由での入国やインドでの観光を増やすことでブータン滞在日数を減らして旅行代金を安く見せかけているものもあります。 パンフレットに「ブータン」と書いてあっても、ブータンでの滞在日数や行程を確認してから旅行代金が妥当かどうかを判断されることをおすすめします。
安いツアーはある?
基本的にはまずあり得ません。 日本国内や他の国を目的地とするパッケージツアー旅行の場合、航空会社やホテル、頼みもしないのに連れて行かれる土産物屋からのインセンティブ(販売報奨金)やら コミッション(手数料)やらリベート(割り戻し)が格安ツアーを作るための原資となります。(ブータンではありませんが、日本の旅行会社がえげつないことをホテルやレストランにすると、怒って?おかずを一品抜いたりします。)
ブータン旅行の場合、Drukair (DRUK AIR)(ドルルックエア)の航空券を定価で売っても現地旅行会社(ツアーオペレーター)には手数料が入るわけでもないらしく、 ホテルも数が限られていてホテル側が強気な商売、また、頼みもしないのに連れて行かれる土産物屋も(たぶん)ありません。 また、滞在料金の公定料金の約1/3はブータン政府へのロイヤリティです。残りの約2/3でホテル・車・ガイドの手配や大人の事情をうにょうにょするわけです。 したがって、「ツアー商品」を造成する(と業界では本当に言います)日本の旅行会社がいくらえげつなくても、現地旅行会社(ツアーオペレーター)をから搾りとれるリベートには限度があります。たぶん。
よって、日本の国内旅行や他の国を目的地とするパッケージツアー旅行の場合のような「往復の飛行機代だけで4万円ははずなのに、なぜかホテルまでついて2万円代」といったツアーは存在しないはずです。たぶん。(いや、本当に。)
でも安く行く方法はある?
少しでも安くということでしたら以下の方法があります。
- オフシーズンに行く(難易度★):
滞在料金の公定料金が安くなります。2009年7月から1,6,7月の3か月間がオフシーズンとなりました。 - 滞在料金の公定料金やDrukair (DRUK AIR)(ドルルックエア)の割引を使う(難易度★):
条件が合えば。学生割引や人数(11人以上)によっては割引があります。またDrukair (DRUK AIR)(ドルルックエア)が夏や冬に季節割引を設定することがあります。 (過去の例では20〜30%引き程度) - 現地旅行会社(ツアーオペレーター)に直接申し込む(難易度★):
インターネットのおかげで便利になりました。自分で手配も楽しめる方向けです。 - ↑さらにホテルのグレードを下げるなどの交渉をしてみる(難易度?):
値切る客はいらない、よそで頼めと言われる可能性もあります。 - Drukair (DRUK AIR)(ドルルックエア)にはコルカタ(カルカッタ)から乗る(難易度★★):
コルカタまでは他の航空会社で。高いDrukair (DRUK AIR)に乗る区間を短くするわけです。インド人と戦える方向き。 (カトマンドゥやデリーから乗るという方法もありますが、日本からの航空券の価格と所要時間ではコルカタが現実的な経路です。) - バグドグラ(シリグリ)空港経由で陸路で入国する(難易度★★★):
コルカタ・デリーからインド国内線で。ブータン国内の現地旅行会社(ツアーオペレーター)にバグドグラまでの迎えの手配することも可能です(治安状況などにもよりますが)。 このルートでの出国も可能です。 - 陸路で出国してグワハティ空港経由にする(難易度★★★★):
インドのアッサム州にある空港です。バンコクへの国際線もあります。でも首都ティンプーから3日間かかります。このルートでの入国はできないようです。 - コルカタ(カルカッタ)から陸路で入国する(難易度★★★★★):
コルカタからプンツォリンまで夜行バスがあります。一般のツーリストにはとてもおすすめできません。