通貨単位・両替
ブータンの通貨単位は?
Ngultrumです。「ニュルタム」あるいは「ヌルタム」と読みますが、日本人は「ニュル」「ヌル」と略して読むこともあります。 ブータン人は「ルピー」といったりもしますが、これはインドルピーとブータンニュルタムが等価(1ルピー=1ニュルタムの固定相場)で、 インドルピーはブータン国内でもそのまま使えるからです。(法的には100ニュルタム以下の紙幣に限られるようです。) 100円は約50ニュルタム(1ニュルタムは2.0円)、1ドルは約48ニュルタムです。(2009年7月現在)
両替はどこでできる?
空港(の中の両替所=銀行の出先)、銀行、たいていの外国人が宿泊するクラスのホテルで可能です。 空港と銀行のレートは同じようで、ホテルのレートは少し悪いことが一般的です。 なお、日本国内を含む、ブータン国外での両替は極めて一部の例外を除いて不可能です。
円とアメリカドルはどちらが便利?
空港や銀行、ホテルでの両替を行う限り、ドルは使えて日本円は円が使えないということはほとんどありません。(両替を断られる場合、たいていは「ニュルタムがない」が理由です。) おみやげなどを購入する際に「日本円は不可だが、ドルとニュルタムは可」というケースが若干ありますが、事前に銀行などで円をニュルタムに両替しておけば問題はありません。 よって、「円とドルはどちらが便利?」と聞かれれば「いちおうドルが便利だが、円もそれほど不便ではない」が答えになろうかと思います。 日本円→ドル→ニュルタムと2回両替するよりは円→ニュルタムと直接両替したほうが若干得なことが多いですので、わざわざ円をドルに両替する必要はほとんどないと思われます。 「ドル現金は若干、残りは日本円」が正解ではないかと思います。
トラベラーズチェックは使える?
支払いに直接使えることはまれです。銀行などでの両替には使用可能です。手間を考えると、ブータンの治安が比較的よいこともあり、トラベラーズチェックよりも現金のほうがよいと思います。
クレジットカードは使える?
使える店はいくつかありますが、以下のデメリットがありますので、使えないと考えておいたほうが無難です。なお、「海外では使えない」と酷評されることもあるJCBも使える店があります。
- 手数料が7%かかる。
- 電話承認が必要(承認をするのはブータンナショナルバンクの中の人・よってクレジットカードを使えるのは平日の昼間だけ)。
- 店の中の人も慣れていないので時間がかかる(断られることも)。