エマ・ダツィ(唐辛子のチーズ煮込み)
「エマ」はとうがらし、「ダツィ」はチーズのことです。「エマダチ」と言っても通じます。定番のブータン料理の1つで、
日本(関西を除く)における納豆的な存在ともいえるおかずです。
■ 材料 ■
- 青とうがらし(または鷹の爪・ししとう) 8本(適量)
- バター 50g
- チーズ 100g
- 塩 少々
|
■ 作り方 ■
- 縦割りにした青とうがらしとひたひたの水をなべに入れて火にかけます。
- しんなりとしたところでバターと塩を加えてさらにチーズを入れて煮詰めます。
- 青とうがらしは種をとっておくと辛さを抑えることができます。
- 辛さが足りない場合やししとうを使う場合にはとうがらし粉で辛さを整えます。
- じゃがいものスライスを加えるとケワ・ダツィ(じゃがいものチーズ煮込み)となります。
- 水は本当にぎりぎりで。水を入れすぎると何を作ったのかわからなくなります。
|
シャモ・ダツィ(きのこのチーズ煮込み)
「シャモ」はきのこのことです。きのこの特に種類は問いません。生のきのこを使う場合もあれば缶詰のマッシュルームを使うこともあります。
まつたけ(松茸)で作ったシャモ・ダツィはちょっともったいなかったですが。
■ 材料 ■
- 生しいたけあるいはまいたけ 適量
- 青とうがらし(または鷹の爪・ししとう) 8本(適量)
- たまねぎ 1/4個
- トマト 1/4個
- しょうが・にんにく 各1かけ
- バター 30g
- チーズ 40g
- 塩 少々
|
■ 作り方 ■
- 生しいたけやまいたけは適当なサイズに切り分けます。青とうがらしは縦割りにします。また、たまねぎ・トマトはうすくスライスします。
- これらの材料とバター、チーズ、塩を300mLの水に入れて15分ほど中火で煮ます。
- すりおろしたしょうが・にんにくを入れて混ぜます。さらに5分ほど煮て味が全体になじめばできあがりです。
- 青とうがらしは種をとっておくと辛さを抑えることができます。
- 辛さが足りない場合やししとうを使う場合にはとうがらし粉で辛さを整えます。
|
パクシャ・パー(豚肉の煮込み)
「パクシャ」は豚肉、「パー」は肉の煮込んだもののことです。こちらも定番のブータン料理の1つです。ブータンでは脂身が多いものがごちそうとされますが、
日本人好みに赤みを多く使ってもおいしいです。
■ 材料 ■
- 豚肉 400g
- 大根 1/2本
- ニラ 1/2束
- 干したかぶの葉 1束
- 赤とうがらし(鷹の爪) 4個
- 塩 小さじ1+1/2
- バター 50g
|
■ 作り方 ■
- 豚肉・大根ともに5mm厚くらいに切ります。豚肉の大きさは適当ですが食べやすい大きさがよいでしょう。(自分は薄くて小さいのが好きだけどブータン人は大きいのを好むようです。)
- 水を600mLほどと豚肉を鍋に入れ、少し煮えたら大根、かぶの葉、ニラ、赤とうがらしを加えます。
- さらにバターと塩を入れて水分が飛ぶまで煮詰めます。
- 固めの豚肉は形が崩れにくいのでよいです。
- 干したかぶの葉はブータンでは一般的な野菜です。
- 好みでにんにく・しょうがを入れます。
- 辛さが足りない場合にはとうがらし粉で辛さを整えます。
|
ホゲ(サラダの一種)
ブータンのサラダの定番です。香辛料の料を調整すれば辛いものが苦手な方にも楽しめるサラダになるでしょう。
■ 材料 ■
- きゅうり 2本
- トマト 1個
- ニラ 2本
- しょうが 少々
- 山椒 少々
- とうがらし粉 少々
- 塩 小さじ1+1/2
- チーズ 50g
|
■ 作り方 ■
- きゅうりは斜めにスライス、トマトはへたを取って1cm角に、ニラは5mmに、しょうがはみじん切りにします。
- きゅうり、トマト、ニラと塩を混ぜて10分ほど置いて、出た汁は捨てます。
- 食べる直前にしょうが、山椒、とうがらし粉、チーズを混ぜます。
- きゅうり・トマトの代わりに大根を使うことが多いです。
|
エゼ(サラダの一種)
「エゼ」と「イズィ」の間くらいの発音に聞こえます。サラダというよりも、ちょっと辛みが足りないときにつける「多目的調味料」といった感じでしょうか。
■ 材料 ■
- たまねぎ 1/2個
- プチトマト 8個
- しょうが 少々
- 青とうがらし(または鷹の爪) 適量
- チーズ 100g
- 山椒 少々
- 塩 少々
|
■ 作り方 ■
- たまねぎ・青とうがらしを千切りにします。しょうがはみじん切りかすりおろします。トマトは細かいさいの目に切ります。
- 適当に切ったチーズを混ぜて、塩や山椒で味を整えます。
|