KUENSEL (クエンセル)
ブータン唯一だったの新聞。「全てを明らかにする」という意味のゾンカですが、ゾンカでは新聞のことをクエンセルとも言っているようです。 毎週土曜日発売の週刊新聞(20ページ)、値段はNu.10(26円)で、ロサ(ブータンの正月)明けの土曜日は休刊でした。 が、2005年のロサから毎週水曜日と土曜日の発売(各12ページ)で値段はNu.8(21円)となりました。 地方へは土曜日朝(あるいはそれ以降)ティンプー発のバスなどで運ばれていましたので、発売時間・発売日が遅れました。 が、2005年のロサからは主要な街では当日または翌日の発売となり、現在では国内の主要な街では発行日に発売(変な日本語ですが)できる体制となりました。 2005年のロサからはなんと天気予報が1面に入るなどの変化もありました。発行部数は英語版12,000、ゾンカ版3,500、ネパール語版100(2004年2月現在)だそうです。 日本での定期購読も可能です。
ブータンの定期刊行物と言えば、官公庁などによる News Letter 、KUENSEL と Drukair(DRUK AIR)機内誌Tashi Delek(インドで作られていますが) とブータン青年海外協力隊隊員機関誌 DRUK くらいがしかないのかもしれません。他にありましたら教えてください。なお、2006年にブータンの新聞市場に2社が新たに参入しました。
Bhutan Times (ブータンタイムス)
2006年にブータンの新聞市場に参入した2紙のうちの1つ。発行は Bhutan Media Services 社。毎週日曜日発売、お値段はNu.10です。現在ブータンで一番勢いのある新聞のようですが、 勢いだけのようです(弊社調べ)。
Bhutan Observer (ブータンオブザーバー)
2006年にブータンの新聞市場に参入した2紙のうちの1つ。発行は KMT Press 社。毎週金曜日発売、お値段はNu.10です。
BBS (Bhutan Broadcasting Corporation Service: ブータン放送公社)
ブータン唯一の放送局。ラジオ放送とテレビ放送の両方を行っています。テレビ放送は1999年6月に開始されました。 ラジオは午前7時から午後11時までの16時間(うち5時間はテレビ放送の音声をそのまま放送)、テレビは午後6時から午後11時までと翌朝(ちょうど12時間後) の再放送の1日10時間です。(2006年8月現在) ティンプーとプンツォリン以外には番組はビデオテープでケーブルテレビ会社に送られて、そこがビデオテープを再生することで番組が流されていました。そのため、地方では放送日が1-4日遅れていましたが、現在は放送衛星により、全国同時放送が可能になっています。
ケーブルテレビ
全国各地の主要な街にはおおむねケーブルテレビ会社があります。Nu.300(780円)/月。ケーブルテレビ会社によっては NHK World も見られますが、 ブータン人にはわからない番組(英語の番組が多くない)ので、NHK Worldを見ることができるケーブルテレビ会社は多くないようです。インドのチャンネルが多いですが、 BBC、CNN、CCTV、Arirang なども見ることができます。ブータン人の間では「NHK World はつまらん、Arirang のほうが面白い」と評判です。