献血日記@ブータン(モンガルでの1回目)
モンガル(Mongar)への出張の機会があったのでせっかくなのでモンガル総合病院(Mongar Referral Hospital)の Blood Bank(血液銀行)で献血をしてみることにしました。 ブータンに4か所ある Blood Bank ですが、自分の献血履歴にとっては2か所目です。残りの2か所には現在、安全上の理由などで外国人は行くことができません。残念ですが、 とりあえず全国制覇です(?)。モンガルでは1回目ですが、ブータンでは通算4回目の献血になりました。
モンガルでの5日間のワークショップを終えてブムタン(Bhumthang)へ移動する日、2002年7月13日土曜日の朝に病院へ寄りました。 モンガルの市街地から200mほどのところにあります。モンガル総合病院は病院名に"Referral"が付いていることからもわかるように東部の拠点病院と位置づけられています。 心強いカウンターパートも「できれば自分も献血したい」とのことで、彼のおかげでスムーズに Blood Bank までたどり着くことができました。そうでなければ 「Blood Bank ガテモ(どこ)?」と聞いて回らなければなりませんでした。ソナムどん、ありがとう。
モンガル総合病院 | モンガル総合病院入口 |
受付(?)で Donor List に氏名・年齢・性別・血液型(ABO式とRh式)・住所・電話番号を記入して、奥へ案内されました。案内された部屋は"Bleeding Room"です。 生々しい直訳をすれば「血を抜き取る部屋」、普通に訳せば「採血室」です。先に血圧に自信がないカウンターパートが血圧を測りましたが、血圧が高くて献血を断念していました。 自分も「測りたければ測ってあげるよ。」と言われましたのでせっかくなので測っていただくことにしました。 (「君は大丈夫だろうけど」と行った雰囲気でした^^;。) もちろん?特に問題なくサクーリと採血開始です。 ティンプー(Thimphu)総合病院の Blood Bank の採血ベッドは2台でしたがここは1台しかありません。ベッドはやはり病院の診療室にある「横になるため」ベッドでしたが、 ティンプー総合病院とはちがって計量秤はデジタルでした。
血圧測定 撮影:ぴろっち |
採血中 撮影:ぴろっち |
デジタル秤 撮影:ぴろっち |
血球計数検査装置 |
左腕から350mLを5分ほどで献血しますた。採血バッグのキットは TERUMO のインド製のものでした。採血後に紅茶を出していただいて、Nice Guy な技師の方と一般的な世間話から青年海外協力隊のこと、日本の献血ルームのことなどなどいろいろな話をしました。 昨年に自分が KUENSEL(クエンセル: ブータン唯一の新聞)に載った話はまだ記憶されていたようです。
建物自体は改修中ということもあってか、日本の献血ルームなどのように「明るい」「きれい」とは言えるものではありませんが、 かといって不衛生といったものでもなく必要にして十分といった感じでした。また、日本の献血ルームで見られるものと同じ装置も見受けられました。