「医療機関はいくらで輸血用血液などを血を買っているのか教えてください。」というお問い合わせメールが案外よく来るのでこのページを作ってみました(出典: 薬価サーチ・2024年5月に検索)。薬価はときどき改訂されますので最新の金額はご自身で検索してお調べください。
血液事業(日本赤十字社的には「献血事業」ではありません)には人件費や、献血ルームの家賃や、検査などなどに相応のコストがかかっていますから「タダ同然で仕入れた血を高値で売るとはけしからん」という批判は正しくありません。
なお、薬価は日本赤十字社が医療機関に売るときの金額ではなく、医療機関が患者や健康保険組合に対して請求する際の基準になるものです。 一般的な健康保険(3割負担)の場合、以下の金額の約3割は患者本人負担、約7割が健康保険組合に請求されます。 実際に日本赤十字社がいくらで医療機関に売っているかについては、中の人によると「薬価差益はほとんどないから、だいたい薬価どおり」だそうです。
それぞれ200mL・400mL献血1人分に相当します。
血小板成分献血1人分に相当します。
血漿成分献血1人分に相当します。